簡単ペン操作で通報対応時間を短縮、より迅速かつ正確な対応が可能に
株式会社ワコムの液晶ペンタブレット「DTH-2452」24台が川口市消防局指令課に導入されました。指令課の主な業務は、119番通報から災害現場状況を正しく把握し、救急隊や消防隊などの出動指令、災害現場への情報提供をすることです。2024年2月より最新の技術を取り入れた新消防指令システムが稼働しました。
液晶ペンタブレット「DTH-2452」が配置される指令管制室
新消防指令システムの指令台は1席に液晶ペンタブレット4台で構成され、以下の機能が実装されています。
- 「自動出勤指定装置」: 119番通報に基づいて住所の確定や災害の種別に応じた出動部隊の自動編成を行います。
- 「地図等検索装置」: 災害地点を検索・確認することができます。
- 「指令管制員支援機能」: 119番通報で得た情報をフローに沿って入力し、災害現場に適した出動部隊の編成を行います。
- 「多目的情報端末」: 手書きメモやGoogleマップ連携などの機能を備えています。
新消防指令システムの指令台： 4画面の液晶ペンタブレットを配置
新消防指令システムでは「誰でも使用できるシステム」を開発のコンセプトとして、「指令管制員支援機能」を導入しました。この機能を利用すると、119番通報の受付時に必要な情報がシステムの画面に表示され、液晶ペンタブレットの電子ペンで簡単に選択し、記録することができます。この新消防指令システム導入により、通報受付から出動指令までの時間を短縮し、リアルタイムで出動部隊の車両運用端末装置に重要な情報を送信することが可能になりました。
川口市では2023年に46,491件の通報がありました。各事案には丁寧かつ迅速な対応が求められます。ワコムの液晶ペンタブレット「DTH-2452」は、23.8インチの大画面で各項目が見やすく、視認性が向上しました。また、119番通信受信時には筆圧機能を搭載した電子ペンを使用して、直感的かつ迅速な記録が可能となり、作業時間の短縮に役立っています。電子ペンの滑らかな書き心地や色や太さの自由な選択肢も利便性が高く評価されています。
※本事例は以下でもご覧いただけます。
https://tablet.wacom.co.jp/enterprise_education/case/kawaguchi-shi/
※ワコムの自治体向けソリューションについてはこちらをご覧ください。
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【ワコムについて】
株式会社ワコム（東証プライム： 6727）は、デジタルペンの技術を通して、「デジタルで描（書）く」体験をお客様の様々なニーズに合わせてお届けする、「テクノロジー・リーダーシップ・カンパニー」です。ワコムのペンタブレット製品は、全世界150以上の国と地域で、映画制作や工業デザインのスタジオ、デザイナー、マンガ家などのプロクリエイターから、趣味でイラストや写真加工を楽しまれる方まで幅広くご愛用いただいております。また、「書いて学ぶ」ことが欠かせない学校や塾など教育の現場、医療現場での電子カルテ等の記入、金融機関等での各種申込書、クレジットカードの電子サイン用にも、ワコムの製品は使用されています。さらには、オフィスや家庭で使われているデジタルペンを搭載したパソコン、タブレット、スマートフォン向けにもワコムのペン技術をOEM提供しており、多くのモバイルIT機器に搭載いただいています。 ワコムはこれからも、最先端技術との連携も視野に入れた新しいデジタルペンの体験と価値をお届けしてまいります。
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