なぜ日記には人生を変える力があるのか

 

いつの時代にも、成長の過程で一度は日記をつけるものです。書いたのが有名人でも、名もなき一般の人でも、昔の日記が貴重な歴史資料であることは言うまでもありません。

日記を書くことで、メンタルヘルスに良い影響を与え、作業効率や創造力が高まるという根拠が次々と明らかになり、「日記を付けること」が改めて注目されています。ここでは日記は初めてという人も、これまでの日記術を磨きたい人にも日記の効果を実感できる、日記に関するヒントやコツをご紹介します。日記に向かう時間がこれまで以上に意義深いものとなります。

Bambooスマートパッドの使いかた

日記を始めるのは難しくありません。必要なのはノートとペン、そして数分の空き時間だけです。必ずしも長文を書き連ねる必要はありません。初めはほんの数行でもいいと、心理学者もアドバイスしています。例えば、過去24時間に何をしたかを手短に数行書き出すとか、ありがたく感じたことを毎日3つ書くといった方法です。そこから、自分の人生に起こっていることを振り返り、徐々に長い文章を綴ることができるようになります。毎日、少しだけでも日記に時間を割けば、マインドフルネスにも役立つことが分かっています。今、起こっていることを落ち着いて考え、物事を大局的に捉えられるのです。こうした時間を積み重ねることで、自制心や作業効率が高まることを示すエビデンスもあります。

必要なツール

日記帳にペンで手書きすることもできますが、最近ではメモをデジタル化する技術も進化しているので、専用のデジタルペンが付いたスマートパッドを使ってみるのもよいでしょう。初めてのデジタルメモにおすすめなのが、ワコムの Bamboo Slate、Bamboo Folioです。ボタン一押しで手書きメモをデジタル化し、Inkspaceアプリでファイルをクラウドやデバイスに保存できます。止めどもない思いを手軽に書き留めたり、読みやすいように手書きメモをテキスト化できます。

日記を書く ― 自分に合った方法を見つける

日記にはいろいろな形があります。次から次へと新しい手法が登場し、日記を書くこと自体が改めて脚光を浴びています。

主な手法の一つがバレットジャーナルです。いくつかの記号を見出しに使い、短い一文で箇条書きにします。見出しの記号を分けて、やるべきタスク、メモ、前回の日記の後に起きた出来事などを分けます。従来の日記と毎日のやることリストを組み合わせたような手法ですが、手早く書けるので効率的で、雑多な考えを整理できます。

気持ちを文章に表すのが苦手な人でも、この一行日記なら始めやすいです。箇条書きはとても手軽です。一日の終わりに、その日の出来事と感じたことを一文で書くだけです。

1990年代初めに登場したモーニングページは、一つのスタンダートになっています。朝起きてすぐに、頭に浮かんだことを、そのまま3ページほど書き連ねるというものです。起きたばかりの脳は煩わしい思考に捕らわれないと考えられているからです。この手法を編み出したジュリア・キャメロンによると、3ページを埋めるというルール作ることで、斬新なアイデアがひらめいたり、数行の短文では思いつかないような問題解決のヒントが得られたりします。

日記の醍醐味は、文章を書くことだけにとどまりません。スケッチや落書き、記号を描き込むと日記に表情が加わます。創意工夫を凝らして、感情、思考、アイデアをページに楽しく表現してみましょう。

目標を達成する

目標を書き出したところで、実現するわけではないと思うかもしれません。しかし何を達成したいのかを書くことによって「行動が大切だ」と脳が認識するという研究があります。この脳の認識を日記で繰り返すことで、具体的な計画や戦略を立てることができます。考えたことを言語化せずに心に留めるだけでは、なかなかできないことです。新規プロジェクトや人生の目標に取り組むときに、日記をつけていれば、いつでも原点に立ち戻れます。そして、夢の実現に向けて次に何をやるべきかに考えを進めることができます。

創造力を解き放つ

新しいアイデアを膨らませたり、創造性を育むのに、日記は格好の手段です。モーニングページの根底にあるのは「日記は自己表現の一つである」という考え方です。何も考えていないかのような状態で流れ出る言葉を通して、深層意識に入り込めるというのです。そうすると、どこからともなくアイデアが浮かんできます。新しいベンチャー事業のアイデアかもしれないし、個人ウェブサイトの新しいデザインや短編小説のアイデアかもしれません。日記を続ければ続けるほど、発想が豊かになり、創造性が高まります。

記憶力を高める

日記は記憶力を高め、何年も前のことを思い出すのにも有効な手段です。文章やイラストを手書きすると、キーボード入力よりも覚えやく、より長期間にわたり記憶に残り、後から思い返すことができるというエビデンスがあります。書き留めるだけでも、漠然と思い描いていたアイデアやコンセプトを整理するのに役立ちます。そのため、日記をつけ続ければ、多くのことをより長く記憶できるようになります。

日記をつけることによる心の変化

数多くの研究で、日記をつけることでメンタルヘルスが改善する可能性が示されています。2005年のケンブリッジ大学の研究では、不安、抑うつ、PTSDに苦しむ人々が、自分の気持ちを書き出してストレスを軽減することにより、心の問題を和らげることができることが分かりました。研究者によると、他の人に邪魔されにくい環境で書くことを習慣化するとよいのだそうです。その他にも、メンタルの不調に悩む人々に適用される認知行動療法にも、日記が効果的であるとする研究もあります。

日記をつけることは、精神的に目に見えるメリットをもたらすだけでなく、身体にも好影響を与えます。アリゾナ大学の研究者は、日記をつけることに心拍数を下げる効果があることを発見しました。心拍数は健康の主なバロメーターの一つですが、日記によりその変動をコントロールしやすくなるというのです。日記には免疫力を上げる効果があるという研究結果もあるほどです。

セルフケア

日記の力を活かすのは、気分が落ち込んだときだけではありません。日記をつけることは不安や抑うつから身を守り、日常的なセルフケアに有効だとというエビデンスがあります。日記を書くと視野が広がるため、自分を責めるような主観的な見方ではなく、より客観的な見方で自分の生活を眺めることができるというのがセラピストたちの見解です。マインドフルネスという面からも、日記には明らかなメリットがあります。デジタル端末の画面からほんの数分離れるだけでも「今、ここ」に意識を向けて、ストレスを軽減する効果があります。2012年のバークレー・サイエンス・レビュー誌に掲載された論文には、マインドフルな状態で日記を書くと幸福感が高まるという研究結果が示されています。

豊かな人生のために、ワコムのBamboo stylusやスマートパッドで日記をつけよう

Bamboo Inkなら、紙とペンで書くように思いを書き留めることができます。メモしたいことが思い浮かんだら、Windows Inkアプリやお気に入りのアプリ開くだけで、すぐに書き始めることができます。ペアリングは不要です。

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Bamboo Ink

アイデアを思いついたら、ワコムのスタイラスペンでモバイル端末にすぐに書き留められます。

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Bamboo Folioは手書きメモの手軽さはそのままに、デジタル形式で保存するメリットも享受できます。ボタン一押しで、手書きのメモや図表をデジタル化できます。しかも、方眼紙、罫線入り用紙、はたまたナプキンなど、どれでもお好きな紙をお使いいただけます。今まで以上に手軽に日記をつけられるようになります。

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紙の手書きメモを、自動的にデジタルへ変換。

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ペンタブレット

高精細なペンを手元で操作しながら、スケッチ、イラスト、動画編集などが行えます。

ペンディスプレイ

自然な描き味のペンで、高解像度のディスプレイに直接描画や操作でき、直感的に制作できます。

スマートパッド

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スタイラスペン

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ワコムではその企業理念として、人々がテクノロジーを自然に利用できるようなインタフェースを提供することで、人とテクノロジーの架け橋となることを追求しています。この理念のもとに、ワコムはインタラクティブに使用できるペンタブレットやペンディスプレイ、デジタルペン、電子サインの保存・処理ソリューションの分野を世界的にリードするメーカーとなっています。ワコムの直感的に使用できる入力デバイスの高度なテクノロジーは、今最も注目されるデジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、デザインなどの制作において世界中で使われています。また、ビジネスからホームユースまでのさまざまなシーンでユーザーの個性を表現するための最先端インターフェース技術を提供しています。ワコムは1983年に日本で創業されて以来(東証1部:コード 6727)、世界的に事業を展開するメーカーとして成長してまいりました。現在、150ヶ国以上における製品の販売や流通を支えるために世界各地に子会社や関連会社を設けています。  

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