nゴンを多用しすぎる/トポロジーの理解が正しくない
nゴン(多角形ポリゴン)は、辺や頂点が5つ以上ある図形のことです。3Dモデル制作には、こうした多角形を使いたくなりがちですが、面が複数あると、後々のアニメーションを作る時にスカルプティングが難しくなります。3Dモデリングのプロは、四角形の使用を推奨しています。分割が簡単だからです。
初心者は三角形(3Dモデラーの間では「tris」と呼ばれる)の使用も控えましょう。アニメーションの段階になってから、同じような問題を招きがちです。
トポロジー全体を整えるときも、ポリゴンの使い方を心得ておくことが大切です。具体的には、四角形はできるだけ正方形に近づけ、辺(エッジ)の流れが頂点部でガタガタになるのを避け、サブディビジョンが均等に広がるようにします。制作過程でモデルを時折、見直して、おかしいところがないかを確認しましょう。前述の簡単なルールさえしっかり守っていれば、作品を途中で大幅に修正したり、一から作り直したりするなどの事態を防げます。