デジタルインク技術「WILL™」の広範な活用を加速
株式会社ワコムがデジタル文具の市場発展にむけて昨年9月に設立した、「デジタルステーショナリーコンソーシアム インク(DSC)」は、デジタル文具にかかわる開発を手掛けるスタートアップ企業や学術的研究を行う非営利組織を対象に、プロモーター会員の初年度会費を免除することを決定しました。
DSCは現在、富士通クライアントコンピューティング、モンブラン、サムスンとワコムがボードメンバーとして運営を担っています。プロモーター会員は、OS間の垣根を超えた相互互換性を実現するデジタルインク技術「WILL™」のライセンスを得ることに加え、ワーキンググループ(WG)等に参加してネットワークを拡充したり、情報をタイムリーに入手し、自社の製品、アプリ、サービスの開発に役立てることができます。
所定の審査を通過したスタートアップ企業や研究組織が、「WILL™」を効率的に活用できる環境を提供することで、その利用をさらに広め、デジタル文具のエコシステムの発展を促進していきます。
ワコムの社長兼CEOで、DSCの会長を務める山田正彦は、次のように述べています。
「デジタルインクの普及やデジタル文具市場の発展を推進するDSCは、これまで着実にメンバーを増やしてきました。新たなスタートアップや研究組織等をメンバーとして迎え入れることで、彼らの持つイノベーション・パワーや知見を得て、デジタル文具の世界がより身近で魅力的なものになっていくことでしょう。今後も、メンバー層の拡充を図るための環境整備に注力していきます。」
なおDSCでは、デジタル文具の本格的な普及へ向け、テーマごとに以下のようなWGを設け、推進活動を行っております。
デジタルインクの採用を加速するために、ソフトウェアやソリューションのディベロッパー(開発者、業者)との交流を促進します。
※ニュースリリースに記載した情報(製品の価格/仕様、サービスの内容など)は、発表日時点の情報です。予告なしに変更されることがありますのであらかじめご了承ください。
【WILL™について】
ワコムがデジタルインクの標準として提唱する「WILL™(Wacom Ink Layer Language)」は、ハードウェア、ソフトウェアおよびアプリケーションをつなぐワコムの先進的なインク・テクノロジーです。様々なOS間で手書きでのアイデアのやりとりが可能になり、高品質なデジタル・ペンとインク体験を提供します。
【デジタルステーショナリー コンソーシアム インク (DSC)について】
デジタルステーショナリー コンソーシアム インク (以下、DSC)は、株式会社ワコムが提唱し2016年9月に設立されたデジタル文具の普及や市場の発展を推進する非営利団体です。DSCは、モバイルIT機器が日常的に使用されクラウド環境が充実した現代において、これまで筆記具として使用されてきた「ペンとインク」にデジタル技術を融合し、誰もが自在にアイデアを形にして共有できるようにすることで、新たな体験や価値を提供することを目的として設立されました。参加メンバー各社から製品、アプリケーション、サービスを含む実用的・魅力的な「エコシステム」が提供され、オープンパートナーシップのもと、「デジタル文具」として定着・普及させていくことを目指し協力しています。
【ワコムについて】
株式会社ワコムは、1983年の創業以来、全世界150 以上の国や地域で製品を販売しています。これまで、よりクリエイティビティに富んだ世界を実現するための製品をお届けする中で、世界中のデザイナーやクリエイターの方々のご愛顧を頂いて成長してきました。現在、当社のペン&タッチタブレット、液晶ペンタブレット、モバイルクリエイティブタブレット、スタイラス製品、そして各種デジタルインターフェース機器は、デジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、商品デザインなどの分野で幅広く利用されています。また、当社は、若手のデザイナーやクリエイター育成をサポートする多くの活動にも参画しています。当社の培ってきた技術をモバイル端末用途に最適化したWacom® feel IT technologiesは、各社が展開するスマートフォン、タブレット端末、電子書籍端末など様々な製品群にコンポーネントとして採用されています。
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株式会社ワコム 広報室
Tel:03-5337-6702
E-mail: wacom-pr(at)wacom.co.jp