株式会社ワコムのデジタルペン技術が、サムスン電子が2月10日に発表したスマートフォンの旗艦モデルGalaxy S22 Ultraと、タブレットのGalaxy Tab S8、S8+、S8 Ultraの「Sペン」に採用されました。
Galaxy S22 Ultraは、Galaxy NoteとSシリーズで好評の機能を合わせ持ち、Sシリーズでは初めて、格納式のSペンを採用しました。スマホ底部に格納されたSペンを素早く取り出し、メモやスケッチをしたり、手書き文字のテキスト変換や編集といった作業を、精緻かつ自在に行うことができます。また、Sペンの予測アルゴリズム向上によって、前機種であるGalaxy S21 Ultraとの比較で反応速度は70%早まり(Samsung Notesアプリの場合)、手書(描)き作業はさらに滑らかさを増しました。
Galaxy Tab S8、S8+、S8 Ultra用のSペンも、前機種との比較でSペンの反応速度は大幅に向上(Samsung Notesアプリの場合で、Tab S8はTab S7に対して30%向上)。磁石によってタブレットの背面に装着されている間に充電され、すぐに手に取って使用することができます。これまで最大で「没入感」の高いTab S8 Ultraの液晶画面をあたかもキャンバスとして、Galaxyスマートフォンをあたかもパレットのように使いながら、書(描)くという「行為」の アナログ体験を丸ごと再現しながら、生産性と創造性を思う存分発揮することも可能です。
10年以上にわたって、「紙にペンで書くような体験」を目指して常に進化してきたSペンは、Galaxyのスマートフォンとタブレットで高度の創造性と生産性を実現する究極のパートナーといえるでしょう。書(描)くことだけにとどまらず、Sペンは音楽や映画を楽しみ、プレゼンテーション資料を操作し、自撮りカメラ機能を使い、「エアアクション」機能を駆使するための直感的なツールという側面も持ち合わせ、様々な体験をユーザーの手元に引き寄せてくれる、懐の深さを兼ね備えています。
ワコムの代表取締役社長兼CEOの井出信孝は、次のように述べています。
「ワコムとサムスンのパートナーシップは、Galaxyポートフォリオの変遷の中で一貫して進化し続けてきました。昨年は、折り畳み式スマートフォンのGalaxy Z Fold3にワコムの技術が搭載され、さらに今回Galaxy S22 UltraにはGalaxy Noteで人気の本体に格納可能なSペンが引き継がれました。これからデジタルペンとデジタルインクの用途が広がる中、今後も様々な取り組みで協力してまいります。」
Galaxy S22 Ultraは、「ファントム・ブラック」「ファントム・ホワイト」「グリーン」「バーガンディー」の4色で2月25日から、順次発売されます。 Galaxy TabS8シリーズは米国、欧州、韓国をはじめとして、2月25日から、順次発売されます。
ワコムは、今後も共にエコシステムを形成するパートナー各社と協力し、魅力的なデジタルペンのソリューションを提供していきます。
サムスンGalaxy S22 UltraとS ペン
サムスンGalaxy Tab S シリーズ とS ペン
【ワコムについて】
株式会社ワコム(東証一部: 6727)は、デジタルペンの技術を通して、「デジタルで描(書)く」体験をお客様の様々なニーズに合わせてお届けする、「テクノロジー・リーダーシップ・カンパニー」です。ワコムのペンタブレット製品は、全世界150以上の国と地域で、映画制作や工業デザインのスタジオ、デザイナー、マンガ家などのプロクリエイターから、趣味でイラストや写真加工を楽しまれる方まで幅広くご愛用いただいております。また、「書いて学ぶ」ことが欠かせない学校や塾など教育の現場、医療現場での電子カルテ等の記入、金融機関等での各種申込書、クレジットカードの電子サイン用にも、ワコムの製品は使用されています。さらには、オフィスや家庭で使われているデジタルペンを搭載したパソコン、タブレット、スマートフォン向けにもワコムのペン技術をOEM提供しており、多くのモバイルIT機器に搭載いただいています。 ワコムはこれからも、最先端技術との連携も視野に入れた新しいデジタルペンの体験と価値をお届けしてまいります。