これはシンプルですが効果的で、動画編集を学ぶ上で必須のテクニックです。次の場面や別の角度に切り替わるときに、動きが合図となってカットが切り替わります。これで動きのインパクトがずっと高まります。上級者なら、アングルを切り替えてすばやくカットを変えることで、映像効果を高めることができます。『マトリックス』の戦闘シーンや、『パルプ・フィクション』の数々の銃撃戦などが、代表的な例です。
音楽の役割は、映像と同じくらい重要です。音楽とぴったり合うように動画を作成するようにします。著作権使用料や作曲家に支払いをして、曲を使用することも有益です。ロイヤリティフリーの曲は低音質の場合があり、作品全体を台無しにしかねません。ポール・トーマス・アンダーソンやウェス・アンダーソンの映画では、音楽と映像が見事にマッチし、特にモンタージュが音楽と絶妙に連動しています。
完成した映像のファイル容量が大きすぎて、スマホやタブレットで再生できないことがあります。これは正しいエクスポートの設定で防ぐことができます。ビデオを保存するファイル形式であるコーデックは、必ず正しく理解しておきましょう。YouTubeやVimeo用の動画を作るときは解像度とフレームレートが正しいことを確認します。映画なら1秒あたり24フレーム、テレビなら1秒あたり30フレームが適切です。これをきちんと押さえておかないと、せっかく作った動画もオンラインのサービスによっては再生できない、ということにもなりかねません。
ワコムではその企業理念として、人々がテクノロジーを自然に利用できるようなインタフェースを提供することで、人とテクノロジーの架け橋となることを追求しています。この理念のもとに、ワコムはインタラクティブに使用できるペンタブレットやペンディスプレイ、デジタルペン、電子サインの保存・処理ソリューションの分野を世界的にリードするメーカーとなっています。ワコムの直感的に使用できる入力デバイスの高度なテクノロジーは、今最も注目されるデジタルアート、映画、特殊効果、ファッション、デザインなどの制作において世界中で使われています。また、ビジネスからホームユースまでのさまざまなシーンでユーザーの個性を表現するための最先端インターフェース技術を提供しています。ワコムは1983年に日本で創業されて以来(東証1部:コード 6727)、世界的に事業を展開するメーカーとして成長してまいりました。現在、150ヶ国以上における製品の販売や流通を支えるために世界各地に子会社や関連会社を設けています。