タイトル:
昼下り海辺で
アーティスト:
sammy
作品について:
相模湾の中心に位置している大磯では、晴れた日には、伊豆半島、房総半島、三浦半島、伊豆大島、江の島を見渡すことができ、とてもきれいです。海辺を散歩することが好きなので、きれいで、のんびりとした海の様子を表現したいと思いました。
人物と向かい合わせに描いたのは、アオバトという珍しい鳥です。かわいらしい黄色で、見た目は可憐なのですが、悪天候でも命がけで海水を飲みにくるたくましい鳥です。するどい爪や、足元の色合いでその力強さを表現しました。
海辺に咲く景色を思い浮かべながら描いた花は、大磯町の花「ハマヒルガオ」です。大磯町の未来が明るいことを願って、これからを生きる子どもの姿とともに描きました。
感染症など、暗い話題が多い中、海がきれいな景色を楽しんだり、のんびりと過ごしたりする日々も実は幸せなのだなと感じています。この絵が、身近な幸せを思うきっかけになり、明るい気持ちになってもらえたら嬉しいです。
アーティストについて:
水彩で描くことが好き。小さなスケッチブックに携帯用の絵の具で、旅先での思い出や子育ての記録を描いている。その時食べたものや、お気に入りのドレスを着た子どもの姿、すやすや眠る様子など、子育てに忙しい日々の中、大切な瞬間を描きためている。
デジタルでの制作は、2022年9月に開催された大磯町でのデジタル絵画教室が初めてで、今回が2回目。Wacom OneとCLIP STUDIO PAINT EXを使い、さまざまな筆を試してみた。